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高等課程入学式

6日(木)、名古屋市芸術創造センターにて高等課程の入学式が挙行されました。

入学式の式辞です

色とりどりの花々が咲き乱れる季節となりました。花達に今日は恵の雨ですね。242名の新入生のみなさん、入学おめでとうございます。保護者のみなさまにも心からお祝いを申し上げます。3年間続いたコロナ規制がようやく緩和され、伸びやかな気分で入学式を迎えることができ大変うれしく思います。学校生活は徐々に正常に戻りますので、勉学に部活動にそして様々な学校行事に思いっきり挑戦してください。

さて新入生の皆さんは、本日、菊武ビジネス専門学校に晴れて入学しました。菊武に入学したら、あれもやりたいこれもやりたいと希望に大きく胸を膨らませている人もいることと思います。一方で菊武に入ってなにをしたらいいのか、友達はできるか、勉強は大丈夫か、など少し不安を抱いている人もいるでしょう。本校にはさまざまな思いを持った生徒たちが集まってきています。入学後に思い通りの学校生活が送れないことで思い悩むこともあるかもしれませんが、今日はみなさんに四字熟語を紹介したいと思います。「桜梅桃李」という四字熟語です。桜梅桃李とは、桜、梅、桃、李(すもも)と書きます。その意味はというと、桜も梅も桃も李(すもも)もそれぞれに独自の美しさがあり、同じバラ科の仲間の植物ですが、それぞれが違った美しい花を咲かせますので、それと同じように他人と自分を比べたり他人と同じになったりする必要はなく、自分にしかない個性を磨いたり長所を伸ばしていくという意味でつかわれます。すべての生徒が「桜」になる必要はないです。他人と自分を比べることなく、それぞれが美しい花を咲かせるように個性を磨き、自分の可能性を広げていってほしいです。

菊武は生徒を束で見ることはしません。一人ひとりにはかけがえのない人生があり、自分だけのものです。一人ひとりを大切にするのが本学園の教育方針です。皆さんはこれから生きていくこの社会について、自分自身の視野を広げるために、自分とは少し違う他の人とも交流し、ものの見方、考え方、感じ方を学びんでほしいです。これまで当たり前にみてきた、ものの見方を別の観点からとらえなおし、イマジネーション。想像力を働かせてください。物事にはこうすればいいという確固たる正解はありません。身の回りにおこる問題を様々な方向から考え、こうすればこうなるのではないか、課題を浮き彫りにして行ける想像力を養ってほしいです。想像力が相手の心を思い図る方に向かえばそれは思いやりになります。フランス人作家の童話「星の王子さま」のなかでも本当に大切なものは目には見えず、心で理解するものだと言いました。みなさんもぜひ菊武で自分自身の想像力を鍛えてください。豊かな想像力があれば、困難な事態は発生しないと思います。入学に際して、みなさんには今日、想像力を働かせて見てもらいたいことがあります。それは来年の4月の自分の姿です。そこにはどんな自分がいますか。輝いていますか。キーワードは先ほど申し上げた「桜梅桃李」です。それぞれの美しい花を咲かせてください。校長室はオープンにしています。学校生活の中で不安や疑問に思うことがあれば、溜め込まずに遠慮なく聞きに来てください。みなさんの疑問や悩みにしっかりと対応していきます。私たちとともに悩み、ともに考え、みなさんが自分サイズの未来を切り拓いていくことを期待しています。  みなさんの今後の健闘を心から祈り私からの式辞といたします。

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