2学期始業式での話です。
生徒の皆さん、おはようございます。2学期始業式の朝を迎えることができました。
1学期の終業式では、皆さんに元気な姿で、2学期会いましょうと伝えしました。夏休み中は、心のエネルギーを蓄え、当たり前のことに加えて、日頃できない興味のあることにもチャレンジして、思い出に残る有意義な夏休みを過ごしてほしいという話もしました。有意義な夏休みになりましたか?
人によって、成果、結果はまちまちでしょうが、私は何より、皆さんが安全、無事に夏休みを過ごし、今日の始業式の日を迎えられたことを嬉しく思っています。
さて、いよいよ2学期が始まります。3年生の就職希望者は、試験に向けて正念場を迎えます。この夏休みに会社見学に行ってきた生徒、履歴書を書きに登校した生徒、一生懸命、取り組んでいる様子を見ることができました。良い結果につながることを期待しています。
今日は、2学期のスタートにあたり、3つのことを伝えたいと思います。
1つ目です。
1つ目は、毎年、2学期の始業式で、伝えていることです。
長い夏休みを経て、久しぶりに学校へ足を向けると、体調が思わしくない人もいれば、2学期が始まるというだけで、気分が晴れない人もいるかもしれません。学校に行くのが辛い、苦しいと感じれば、一人で抱え込まずに、担任の先生あるいは周囲の先生に相談してください。先生に相談しにくい場合は、外部の相談窓口の連絡先を利用してもいいと思います。絶対に一人で抱え込まないでください。
2つ目です。2つ目は、新型コロナウイルス感染症拡大防止に関することです。
連日、全国では15万人、愛知県では1万人以上の新規感染者が出ることが当たり前になってきました。昨年のちょうど今ごろの新聞を見ますと、「緊急事態 21都道府県に」というような見出しがのっています。それでも全国の感染者は2万人程度、今の状態を誰が想像したでしょうか。
現在のところ、日常の教育活動に特段の制約を設けることはありません。明日から、普段どおりの学校生活が始まります。コロナに関しては、朝の検温、マスク着用、手指の消毒など、基本的な感染対策をしっかりやっていくしかありません。一人ひとりが自覚して学校生活を再開してくれることを強く望んでいます。
3つ目です。3つ目は、学期の始めですので、「当たり前のことを実践」しましょう。 まずは、挨拶。明るい笑顔でかわされる挨拶は、周囲にさわやかな気持ちを伝えます。笑顔で挨拶しましょう。
2学期は、文化祭、体育祭など大きな行事がありますが、勉強の季節でもあります。日常の授業を大切にし、教室は気持ちよく整理整頓された状態を保ち、遅刻をしない、授業を大切にするなどの「当たり前のこと」を日々実践することで確実に差が出ます。小さな差が大きな差を生み、結果として自分の「夢」に近づいていくものだと思います。
3年生は、これから進路決定に向け、さまざまな形の試験、関門が続きます。準備は、やってもやっても不安が残ります。当たり前です。やらない人には不安はありません。乗り越えなければならない課題を、一つひとつ解決し、前へ進んでください。 一緒に進んでいきましょう。